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心療内科・精神科・漢方精神科
睡眠障害 不眠症 うつ病 神経症 認知症
てんかん 認知行動療法 漢方治療

やまでらクリニック
〒180-0006
東京都武蔵野市中町1-22-2
ナッツビル5階

クリニック案内

中央線、総武線三鷹駅北口2分、人通りの少ない静かな武蔵野市の一角にたたずむクリニックです

医院名
やまでらクリニック
院長
山寺 博史
住所
〒180-0006
東京都武蔵野市中町1-22-2
ナッツビル5階
診療科目
心療内科・精神科・漢方精神科
睡眠障害(不眠症)、うつ病、神経症、認知症、てんかん、認知行動療法(自費)、漢方治療も対応しています。
電話番号
0422-55-1556

うつ病

うつ病

うつ病は気分障害の範ちゅうに属します。生涯有病率といって一生の間に罹る率ですが、女性 10~25% 男性 5~12%あります。女性に多いのが特徴ですが、働き盛りには男性の発症が目立ちます。
重症の身体疾患患者のうつ病の率は20~25%とかなり高くなります。よく病気を苦にして自殺したという話はご存知でしょう。
うつ病は治療を受ければかなり良くなる病気であるのに治療を受けていない人が非常に多いのが現実です。典型的なうつ病は薬によく反応してよくなります。逆にいうと、薬なしでは治療は難しいと考えてください。
さて、うつ病の症状ですが、体や脳のエネルギーが低下した状態と考えてください。以下、症状をまとめてみました。

自分で感じる症状

憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、イライラする、元気がない、集中力がない、好きなこともやりたくない、細かいことが気になる、大事なことを先送りにする、物事を悪いほうへ考える、決断が下せない、悪いことをしたように感じて自分を責める、死にたくなる、眠れない

周りから見てわかる症状

表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ち着きがない、飲酒量が増える

身体に出る症状

食欲がない、便秘がち、身体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、動悸、胃の不快感、めまい、喉が渇く、微熱

以上の症状がみられたら、うつ病を疑って専門医に受診して下さい。

うつ病にならないために

以下、うつ病の予防法を羅列してみました。

  1. 孤立しない人間関係とともに自分だけの時間も持ちましょう。
  2. 仕事などに優先順位を付けましょう。極端にいうと10のうち2つできれば90%の出来と考えましょう。
  3. いつも全力投球していないかを考えてみましょう。
  4. 重要度の高くない事柄に追われて、日常生活を忙しくしていないか考えてみましょう。
  5. 何が大事で何に手を抜けるか考えてみましょう。
  6. 無駄な時間を無駄に過ごす能力も必要です。
  7. 健康な諦観もあります(努力してもできないこともあります)。
  8. 原因不明の身体症状が続いたら精神科受診を。

うつ病になったら

うつ病になったら

うつ病になってしまった場合には治療が必要です。まず、ストレスから遠ざかる必要があります。職場が原因の場合は休職して療養に専念することも必要です。うつ病とは脳のエネルギーが減少あるいは枯渇した状態です。したがって、エネルギーを使うのではなく貯めることに専念すべきです。具体的には何もせず、ごろごろすることをお勧めします。周りからは怠けているように見えますが構いません。症状が強いときには、入院して治療することになりますが、入院治療は外部からのストレスをさけ、十分に休養できるメリットもあります。
薬物療法も同時に開始しなければなりません。うつ病に用いる薬物を抗うつ薬といいますが、1950年代から抗うつ薬は用いられています。効果はかなりあったのですが、口渇や便秘といった副作用が強く認められることもあり服用しなくなることがしばしばありました。最近は、副作用の少ない抗うつ薬が開発され世界中で広く使用されております。SSRIとかSNRIとかいわれている薬です。うつ病は脳内におけるセロトニンあるいはノルアドレナリンの異常と考えられています。SSRIはセロトニンだけを増加させ、SNRIはセロトニンとノルアドレナリンの両者を増加させて、うつ病を改善させる薬物です。その他の脳内伝達物質(ドーパミン、アセチルコリン、ヒスタミンなど)に影響を与えず、その分、副作用の出現が少ないのです。また、症状の改善が認められた段階で認知行動療法(認知療法)や教育も効果があります。うつ病を含む精神障害については、症状が改善しても治癒とはいいません。寛解という言葉を用います。精神障害は慢性のことが多く、一度よくなっても再発する可能性が高いためです。
また、再発するごとに再発しやすくなるという事実があります。これを我々は再燃現象といいます。また、うつ病がよくならず慢性化することもあります。したがって、アメリカ精神医学会のうつ病治療のガイドラインにはうつ病の治療の原則は「改善した薬物を用いてそのままの量でできるだけ長く用いる」と記載されています。また、最近、高齢者のうつ病患者は認知症に移行しやすいという報告もあります。症状が改善するとすぐに薬を止めがちですが、うつ病の治療に関してはきちんとした方がよりよい結果をもたらすと考えます。
最近「現代型うつ病」という言葉をお聞きになった方もいらっしゃられると思います。従来はうつ病というと、物事に対して非常に几帳面でなんでもきちんとこなしきれなくなって潰れてしまい、周りに対して申し訳ないおもいにかられるとういうパターンが多かったのですが、最近は、その従来のパターンと違うパターンを見かけるようになりました。
具体的には、うつ病の症状が軽くなっていること、仕事などで潰れそうになると、ああしなければならないと思いつつ逃避ししまうことなどがあげられます。うつ病の成立機序そのものは変わりませんが、現代の日本人の性格が従来の日本人のそれと変わってきているからと考えられています。うつ病の症状が軽いことや現実からの逃避してしまう人を性格だけからくるものと断定しないで、うつ病も考慮入れて必要があります。うつ病ならば薬物療法が著効します。